ご来場ありがとうございました!
Serendipity Three
ドイツ音楽の世界×文学的アプローチ
2023年10月7日(土)豊洲シビックセンターホールにて、「Serendipity Three ドイツ音楽の世界×文学的アプローチ演奏会」を無事開催することができました。ご来場いただいたお客さま、ご協力くださった関係者の皆さま、また日頃、Music Office Sonusを応援してくださる皆さまに心より御礼申し上げます。
Serendipityシリーズでは、開催ごとのテーマに沿って多彩な出演者をお招きしています。
今回のThreeは、メインソリストにバリトンの高橋宏典さん、ピアニストの木村彩乃さん、ソプラノにはSerendipityシリーズすべて出演されている鈴木花安さんに出演いただきました。室内楽は、フルート太田怜花さん、オーボエ酒井弦太郎さん、ホルン関澤麻衣さん、声楽アンサンブルには、ソプラノ浦野なつきさんと、ソプラノ長谷部知美さん、アルト栗山美佑さん、アルト松岡なつ美さん、アルト江原延子さん、テノール齋藤傑さん、バス塚田真司さん、そしてSerendipityシリーズをいつも支えてくださっているブルクメンネルコール、ブルク・バッハの有志の皆さんで、ドイツ音楽をお届けしました。
たとえばドイツリート。歌の詩をどう表現したら現代の日本人にわかりやすいか、中高生が直感的に理解できるかなど、日本語の表現からアプローチする方法を模索していたところ、神戸大学の石川教授とのご縁とご賛同により、この課題に取り組むことができました。あらためて石川先生には心から感謝申し上げます。
神戸大学教授 石川 慎一郎先生からメッセージをご紹介いたします。
「今回は「ドイツ音楽の世界×文学的アプローチ」というコンセプトのもと、古典の名曲を現代に蘇らせるというユニークな試みに言語学の立場から参画させていただきました。世界には多くのすぐれた歌曲がありますが、私たちは、言葉の壁のため、それらをメロディとして聴くだけになっていることが少なくありません。しかし、歌曲とは、本来、メロディと言葉が絡み合って一つの世界観を作り上げているものと言えるでしょう。今回、曲ごとに添えたのは、歌詞の原典や各種の既存の訳詞を参考にしつつ、現代の日本語として平易に読めるようアレンジした「創作ストーリー」です。ご参加の皆様におかれては、「創作ストーリー」を糸口として、歌の世界を自由に思い浮かべながら、それぞれの曲を聴いてみてください。音楽の新しい楽しみ方が見えてくるかもしれません。」
そして若きオペラ歌手高橋宏典氏の歌唱力をはじめ、声楽アンサンブルのレベルの高さ、特別な編成でバッハの作品を演奏した室内楽に、ご来場いただいたお客さまからも楽しさにご満足いただく声を多数頂戴しております。
最後にSerendipityの特徴でもある、学生や若手からベテランまで世代を超えた音楽家たち、さらに志あるビジネスパーソンの参加など、幅広く交わりあいながら発表の場を作っていく取り組みにも、大変多くの応援の声を頂戴することが増えました。すでに3回の活動で、音楽家や、異業種のパートナーは50人を超えています。このような取り組みにぜひ参加してみたい方は遠慮なくお問い合わせください。今後もお客さまに満足いただけるように関係者一同取り組んでまいります。
演奏会の模様を写真でご紹介します。オンデマンド配信でもご覧いただけます。お申し込みは→視聴登録
本演奏会のチラシ、パンフレット🔜
Serendipityシリーズとは
Serendipityって何?
Serendipityとは、
「思いがけない出会い、新しい発見」を意味します。
素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見することもあるかもしれない、そんなドキドキワクワクの思いを体験してもらうことをコンセプトとしています。
Serendipityシリーズは、そんなコンセプトを元に新しい芸術のカタチを生み出すステージとして、2022年2月22日に行われたステージから活動開始し、10年間という大きな時間枠で動き始めました。
新たな価値を創造し続けていくMusic Office SonusのSerendipity活動にご期待ください!